NO YOGA NO LIFE

ヨガやフラワーエッセンス、アロマテラピーなど自然療法に興味があり、心と身体のバランスを取る方法などを紹介していきます。また自然や動物と暮らす中で感じる事なども綴っていこうと思います。

グレートスモーキーマウンテン旅行記4

 

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↑Alum Cave。ルコント山の中腹にあります。

こんにちは。明日(22日)は夏至ですね☆太陽が最も長く照る日です。この日を境に太陽が照る時間は短くなっていくので、陽のエネルギーから陰のエネルギーへシフトしていきます。秋分の日までは春分の時に撒いた種を成長させる時期でもありますので、お仕事やプライベートでも目標を立てた人はそれを見直し軌道修正するのもよいそうですよ。

月はそのすぐ後の6月24日に蟹座で新月を迎えます。次の1ヶ月は双子座のコミュニケーションや情報がポンポン飛び交うにぎやかさから家族や大切な仲間と愛情を確かめ合ったりと内側へ意識が向かうようになり、ゆったりした時間に流れが変わっていくのではないでしょうか。

さて、先日からの旅行話にもうしばらくお付き合い下さい。
旅行3日目は朝からあいにくの雨。山の気候は変わりやすいし、せっかくここまできたので思いきってハイキングすることにしました。

私達はガイドブックなどは買っていなかったのですが、インターネットの情報によると国定公園内にはいくつかビジターセンターがあるのでまずそこに寄って行きたいトレール(ハイキングコース)の詳細を教えてもらい、各1ドルで売っている地図を購入して次回に備えました。

この国定公園はノースキャロライナとテネシーにまたがってるんですが、数字の苦手な私はどの位の広さがあるのかも分りませんで、日本人の観光情報によると皆さん1日ずつ泊まる場所を移動して横断する方が多かったので結構大きいのでは。と思っていたら、意外と簡単に車で両側の州を行き来できそうです。

今回は選んだトレールはAlum Cave(テネシー側)。キャンプ場から片道1時間30分位で目的地へ行く事ができるので日帰りハイキングも可能です。そして道中にOconaluftee Visitor Center(ノースキャロライナ側)があるのでここで分らないことは聞いたらいいと思います。

トレール自体は往復5時間程と確か聞いたのですが間違ってるかもしれません。我々は途中で雨がひどくなってきて山の途中にあるCaveだけを見て下山したので歩いた時間は4時間くらいかな。それでも子供を連れてきてる人もいたり、ヒッピーな感じのファミリーは裸足で歩いていたので初心者でも大丈夫なレベルだと思います。

トレールの脇には川が流れていて音と水の透明感に癒されますーー。フロリダの植物とは全く違ってそれを見ながらのハイキングは楽しかったです。つつじやこんな花↓が咲いていてまるで星のような6角形の花弁の完璧な姿に感動してしまいました。ミクロコスモスの世界。↓

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私はグランドキャニオンやヨセミテにまだ行った事がないので、このAlum Caveの巨大な岩肌を見ただけで、心が叫ぶっていうんでしょうか、大きさに圧巻されました。やっぱり来てよかった。そして自分の足で高いところへ登ってよかったとつくづく思いましたよ。作ろうと思って作れるもんじゃないんですよね~自然の光景は。だから感動が更に大きな喜びになるんです。

今回は初めてトレッキングシューズ、といってもスニーカーのような靴ですが、それを履いて登るとかなり楽でした。以前何も準備してない私は不覚にもミネトンカの靴で登ろうとしてしまい、今となっては笑い話です。

もっと若いときは神戸の芦屋ロックガーデンに行ったのですが、間違えて上級者コースを選んでしまって友達はビーチサンダルで滝に上ったり落ちたらまっさかさまな所を歩いていたのが今でも忘れられない思い出です。最初から最後まで笑い転げながら、恐怖に顔がひきつりながら完走したいい思い出。若かったな(笑)。

話は戻りますが、国定公園ではエルクやきつね、七面鳥など野生動物が住んでいて早朝だと見るチャンスもあるようですし、ラッキーな人は時間に関係なく見られるのかも。

帰り道にはチュロキーのリザベーションを通るのでメインロードに並ぶお土産やさんを覗いてみると我々の知ってるインディアンの革製品やジュエリー、ハンドメイドの籠や布製品が売っていました。私達が立ち寄った所はどれもお値段は高めだったのですが、店員さんから話を聞くとまた違った見え方になるかもしれません。

その後、ハイキングにはランチを用意せずにシリアルバーしか食べてなかったので人が混み合っていそうなチュロキーインディアンが経営する『Paul』 というメイン通りにあるレストランを見つけてそこで夕食にすることにしました。

ハンバーガーが有名なようで主人はそれをオーダーし、私はフィッシュサンドイッチとコーンフライを頼みました。なぜか、揚げ物ばかりになってしまったと後悔もしつつ出てきた料理が美味しすぎてペロリとサンドイッチを完食。コーンフライはアメリカで食べた事がなかったので興味があったのでオーダーし、何個か食べて後は残しました。これも美味しかったです。

メニューにはインディアンの昔からのメニューらしきアイテムがいくつかあって、カエルの足とか、バッファローハンバーガーに、エルク・ハンバーガーなど。うぎゃーとなりますね(笑)。後は、この周辺で獲れたマスの魚料理もありました。サービスは、うーーん。アメリカの中~低レベルです。店内にはインディアンのお客さんもちらほら見かけましたが、今回の旅では私自身インディアンに対してやっぱり何だか悲しい思いに包まれていました。歴史が悲しすぎる。今の現状が、実際は違うことを祈ります。。。

今日はここまで。次回で旅行話は終わりです。読んでくださって有難うございます。

 

 

グレートスモーキーマウンテン旅行記3

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↑見た目より結構きついジップライン。

キャンプ滞在2日目。ずっとチェックしていた天気予報では「雨。ところにより雷」になる確立が高いとのことだったけど旅行中はずっと雨マークだったので計画はそのままやることに。ツアーは雨でも中止することはほぼないと言われたので、どのみち濡れるし、昨日は天気予報は雨でも結局全く降らなかったのであまり気にしませんでした。フロリダもそうですが、ここはレインフォレストなので夏の時期はスコールがあるのは仕方のないこと。

朝は雨が降らなかったおかげでゆっくりと気持よく朝を過ごせました。朝早く目が覚め近くのトレールを散歩して清流で足を浸した後アーサナをやって気持のよい朝を迎えました。ここではポーズも力が抜けるというか、背伸びをしないアサナになります。朝食は主人が作ってくれたので卵やらパンケーキを食べましたが心が満たされていると軽いものだけで十分です。ヨガの師は毎年ノースキャロライナでキャンプスタイルのリトリートをするのですがその間はフルーツとスープだけの生活をするそうで、それは周りのエネルギーを取り入れるからできることなんだと今回の旅行で妙に納得しました。熟達したヨガ行者や修行僧は何日も断食したりできるのと同じ理屈でしょうね。

ツアーの場所へは車で15分程で、更衣室からレストラン、ショップまで全て揃っていて便利でした。ツアーは主人の希望だったウォーターラフティングと私が前々からやりたかったジップライン&パドルボートのセット。

ここは急流といっても難しさのレベルが1~6(6が最大の難しさ)までの内、レベル2-3くらいなのでビギナーでも楽しめるところです。又カヤックのレースも行われるそうで選手は夏はここで仕事をしながら練習する方もいるようです。

ツアーを決める時、主人はカヌーを昔やってて自信あるみたいでしたが私は初心者なので今回はガイド付きにして他2組のカップルにご一緒させてもらいました。それが本当に良かったです。

というのもガイドさんの奥様はネイティブインディアン(チュロキー族)で彼は部族に昔から伝わる豊富な生活の知恵を学び、その経験を生かしてアメリカのサバイバル番組にテレビ出演が決まっているとか。そんなユニークな方で、ツアー中に土地の歴史的な背景や植物について色々教えてくれたのでした。

今回の旅行でグレートスモーキーマウンテンに行き先を決めたのもチュロキー族の居住区域(リザベーション)が山のふもとにあり少しでも歴史や空気感に触れたかったというのも理由の一つでした。なので、直接インディアンに関わる人に話しを聞く事ができたのは貴重な経験でした。アメリカにいると彼らの悲しい側面ばかり話を聞くので、大切な教えは脈々と子孫に伝わっているのを垣間見ることができたのは何よりの希望でした。その土地に育つ木や植物が薬になったり生活の道具になったりするのを聞くのは神話を聞いているようで、驚きの連続でした。

川くだりは2時間程の道のりです。途中雨が降ってきて、水着の上にタンクトップとジョギングパンツ、そしてリバーシューズという格好で参加した私は寒さに震えが来ましたが(夏でも水温は10度程度なんだそう)、今まで体験したことのないスリルと山の神秘的な光景を味わうだけで十分堪能できました。大満足です。一応出発前に天候にあわせてドライスーツを無料で貸してくれますのでアドバイスに従うのが◎です。

ラフティングが終わってからは自由解散になり我々はランチを済ませて敷地内にあるジップラインへ。ただロープですべるだけだと思っていたのですが、大人バージョンのアスレチックジムみたいなのがあって綱渡りみたいなのをするんですが、命綱があってもひぇ~~となるようなアドベンチャーが続きます。ジップラインを甘く見ていたーーー。

ジップラインは早々に切り上げ、場所を移動して最後に念願のパドルボードを楽しみました。これは機材をレンタルしスタッフから簡単に乗り方を教わって後は自由に楽しみます。その日は雨だったこともあってか、広い河に誰もいなくて壮大な景色を独り占め状態。昔のカップヌードルのCMでこんな景色があったなー。と思い出しました。カヤック大自然を堪能するCM、それに私はずっと憧れていました。フロリダのマングローブのある川でカヤックもいいけど、山々に包まれたこの大河で2人だけのパドルボードを楽しむのは最高でした。2回私はこけましたけど(笑)。

 

私達が行った今回のツアー↓

Nantahala River Rafting & Zip Lines | Nantahala Outdoor Center

グレートスモーキーマウンテン旅行記2

 

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↑ナンハタラ・アウトドアセンター前。日本の田舎と同じ雰囲気でリゾートっぽい雰囲気は一切なく自然に手をあまり加えてないのが素敵。昔はインディアンの住んでいた場所で地名もインディアンからの由来。

おとといのブログの話の続きで旅行の様子を書きます。

今回の旅行は4日間の短い旅行なので土曜の夜明けに出発し9時間かけて移動しました。途中で広がる草原のかなたに朝日が昇るのを見ることができ感激しました。

太陽を見るだけでパワーをもらえるので最近の日課は朝日に向かって手を合わす→太陽礼拝→アサナ→瞑想という日が続いていますが大体午前7時の起床です。周りの家が邪魔してて太陽が顔を出すのはこのくらいの時間だし。なので地平線から朝日が昇るのを見るのはもの凄く神秘的で美しかったです。

途中に以前オリンピックも開催されたジョージア州アトランタを通って山へ向かいます。グレートスモーキーマウンテンは標高250m~2000mの山々なので険しい感じはなく、山の花や野草もあちこちに咲いていて穏やかな気持ちよさが漂うところですがそれでも携帯の電波が届かない所があってGPSのシグナルが切れドキドキすることに。印刷してきたグーグルマップが頼りでした。行く前に山岳地図を買おうと思いつつ、読み取る自信もなかったので結局持ってこなかったのですが次は早めに用意して勉強しようと決心しました。

キャンプ場までの途中にアウトドアスポーツのツアーと宿泊施設が一つの場所でできるナンタハラ・アウトドア・センター(NOC)に寄って翌日のツアーの予約をしてからキャンプ場へ向かいました。いつも思うのですが、山にいる人はヨガをやってる人同様に皆いい人ではないですか?自然に囲まれると人は心を開くのでしょうか。私が優しくなれるから人も優しさで返してくれるのかなぁ。謎です。(笑)

アメリカに来ていつも防犯には気を使っているものの、まさか山で防犯なんてと考えもしてなかったけれど、キャンプ初心者の主人が「絶対キャンプ道具を置いて出かけたら盗られちゃうよ。」と言い出し、私はびっくりして「山に行ってまでそんな事心配しないといけないの?!有り得ない!!」って悲しくなって怒りが出てきたんですけどね。

行く前に心配になってインターネットで調べたらやっぱり同じような質問をする初心者達がいるではありませんか?思わず嬉しくなりました。こんなささいな質問をする人が世の中にいて、インターネットがあってよかったーーーって。フォーラムでは経験者の人達が優しく応えているのですが、今まで盗られたことがある人は2人のみ、それ以外は大丈夫だって。それでも野生動物が来る事を想定して食料は車のトランクに積んでおいた方がいいという意見や寝る時はグリルとか高価なものはテントの入り口付近に入れるなどしたら良いというアドバイス。やっぱり日本のようにはいかないけど安心することができました。2人が何かを盗られたなんて、こっちじゃ上出来です!ほんと人を信用できない世界って思うより疲れるものです。(私は日本へ戻る度にレストランやカフェで荷物を置いて席を離れるという行為がどうも慣れませんー涙。)

話が脱線しましたが、キャンプ場についたのは結局午後3時頃になり、色々セットアップに時間と労力を使ってその日はどこへも行かず夕食をゆっくりして早めに寝ました。長くなったので一日目の話だけですがまたまた続きは明日にします。

 

グレートスモーキーマウンテン旅行記1

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身の回りでは色々と変化があり、久しぶりにブログを更新しています。一つはやっと仕事が決まり仕事が始まるとなかなか1年目は休みが取れなくなりそうなので、仕事が始まる前に旅行することにしました。行き先はノースキャロライナ州テネシー州にまたがるグレートスモーキーマウンテン。アメリカでは来園者数がNO.1と言われる国定公園です。大きな山々が連なり、数々のトレール(ハイキングコース)があったり、水が豊かでウォーターラフティングやカヤックなどアウトドアが好きな人にはとても魅力的な場所です。車で片道9時間の道のりですが、私達はここで前からやりたかったキャンプをすることにしました。

NYに行ったきり半年前から旅行らしい旅行らしいをしてなかったので、今回は思いっきりエンジョイしてきましたー。山が好きだった父の影響で小さな時からキャンプに連れて行ってもらっていたものの、アメリカに来てからのキャンプは初めてで、しかも短期間に計画しなくてはいけなかったので多少の不安もありました。が、キャンプ道具を一気に購入して何とか情報を集めて今までやりたかったことの一つを実現することができました。今は便利なアマゾンが2日で配達してくれるんですから随分と便利な世の中になりました。

私達が予約したTurkey Creek CampgroundはRV中心ではなく、テントキャンパー中心のキャンプ場で静かな木陰が気持よい場所です。キャンプ場はそれぞれ番号が振られていて車も敷地内におけるのでラクちん。電気も使えるということだったけれど、テントを張る場所から遠すぎて今回はあまり使いませんでしたが、一応電気も水も自分のテリトリー内にあって便利でした。トイレやシャワーは共同ですが、掃除も行き届いているしすぐそばにあったので何一つ不自由はなかったです。

テントを張る後ろ側には小川が流れていて、夜になるとホタルが飛んでいました。ホタルを見たのは何年ぶりでしょうか、こんな風に美しい自然がいっぱいのところがアメリカにはまだ沢山あるんですよ。

食事は日本ではカレーやBBQが定番ですが、こちらでもやはりBBQとかホットドッグなどシンプルに直火で肉を焼くのが主流みたいです。うちは火を起こすところまでは自信がなく、コールマンの2ストーブを買って、それを使ってハンバーガーや野菜を焼いたり、朝食にはアメリカン・トラディッショナルのパンケーキ、卵、ベーコンやソーセージを用意しました。

昼間に身体を使う山登りやウォータースポーツをすると夜には疲れきって外で食べたりもしました。旅行記は長くなりそうなので追ってアップしますね。

このところ強く思うのですが、天体の動きにあわせて動くようになると今までよりも強さだとか、広がりを自分の内側に感じるようになり、人生に活気が満ち溢れてきました。もちろん、今でも以前と同じことで失敗したり不安を持ったりすることはありますが変容し続けていることを実感します。私達は自分の意思で行動したり考えて未来を作っていると思っていても、インド占星術において言われている事は既に先の事は予言されており私達は自分の作り出したカルマによって(今世だけでなく過去世においても)全て神の采配に従っているだけなのです。

それでも100%自分が信じるものを一心に信じて100%の力で行動を起こす事も同時に大切なことなのです。それは全て自分自身を信じるため、自分に嘘をつかないことができたら自分を超えられるんですね。またもう一つ大事な事はそれに執着しないこと。こだわらないこと。いつも自由でいられるように。

断続は力なり

先程イギリスのマンチェスターにて行われたアメリカの歌手アリアナ・グランデさんのコンサートで起こったテロと思われる爆発により19名の死者、50名以上の負傷者が出たとのニュースを聞きました。まだテロと断定された訳ではありませんが、去年の同じ頃にも発生したテロで多くの命が犠牲になり、今私達の取り巻く世界では「もう何も信じられない」といった悲しい出来事が次々と起こっています。私達にはヨガの教えにあるような柔らかさを備えた強さと一人一人が身近なところで怒りや憎しみではなく愛と許しを選ぶ事が必要なのではないでしょうか。犠牲者の方のご冥福を心よりお祈り致します。

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マハーバーラタが面白い

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↑ハイビスカスが今盛りの季節です。今年はいくつも綺麗に咲きました。

 

現在「マハーバーラタ」のDVDをまだゆっくり時間のある時にぼつぼつみています。テレビシリーズのDVDでさえ16巻(しかも1巻に5-6エピソードがあります。)も続くのですが、今はやっと10巻までたどり着きました。主人もまだまだだね。といささか困惑気味です。(笑)

果てしなく長く続く物語ですが飽きずに見る事ができるのはやっぱり物語が面白いこと。そしてヨガやインド哲学の大切な教えが全てに渡って散りばめられているからだと思います。物語のあらすじはとっても簡単にいうと日本の歴史ドラマのように、○○家と○○家の争い、、、同族内での争いと近いものがあり、あるインドの国の一族における争いが全インドを巻き込む戦争になるというストーリーです。

私自身はインドの神様についてあまり知識がなかったのがこれを観る事でかなり深まりました。ヨガの神様、シヴァ神も登場します。シヴァ神に会うにはそれなりの苦行を積んだり、お祈りを欠かさない姿が描かれているので、その辺の物語設定も面白く観る事ができますよ。

私の中で全ての登場人物は象徴(シンボル)だと思っていて、我々人間が普遍的に持っている資質を色んな登場人物が代弁してくれています。例えば、今観てる箇所の所でいうと、登場人物の一人である盲目の王様はいつも苦悩しています。彼は生まれつき目が見えず苦しい人生を歩んできました。本来長男である彼が王座に就くはずであったのに、目が見えないせいで弟がその座を射止めました。その後弟が早くに亡くなったせいで自分に回ってきて王になるのですが、いつまでも過去にされたその苦い経験から抜け出す事ができずに不安に支配されています。目が見えないこともあり、優柔不断な性格の彼はとても優しい人だけど、栄光や身内びいきの欲を断ち切ることができない弱さを持っています。その人が決断することは不安定な印象を国民に与え、国全体の威信に関わってくることに。彼自身もどんな決断をしても周りの人の意見に頼る部分が大きく自信が持てません。

その妻である王妃は、賢い人で、いつも王様が苦悩している時には正しい助言をし励ますような優しさに溢れています。彼女は結婚時に旦那の気持ちに沿うべく、普通に見えてる目を覆いで隠しその後、ずっと見る事を拒否して目隠しをしたまま生涯を過ごすことを決意します。この覚悟はとても強く、従順な妻を表しています。女性として深い愛を持つ素晴らしい人ですが、この目隠しの為に 子育てにおいて支障が出てしまいました。例えば友達と喧嘩をしたといって子供が帰ってきても観察するのではなく、子供のいうとおり信じるしかなかったので、結果子供を甘やかす事となってしまったのです。見るべき時に目を背けたせいで(あくまでも結果論ですが)息子を正しく教育することができず、自らも彼の行いにより破滅する運命となってしまうのです。

これはごく一部の登場人物の性格の一つにすぎないのですが、このように極端な人物像を描くことでより私達に人生においては色んな要素が絡み合って生きていることを教えてくれるのです。特にカルマやダルマについての考えが要所要所に綴られています。人は誰しも王様のように過去に受けた痛い思いを思い出しては嘆いてしまう所があり、王妃のように愛さえ十分に与えればいい子になってくれると信じてしまう所があります。

善行を行い続けても悪いことは起きるもの。それは避けられないことであり、それをかわしていく知恵がいつの時代も必要だということですね。現代のヨギ/ヨギーニはヨガの修練を毎日続けていく事で、目の前の事に執着しない、幻想(マーヤ)から自由になる意識で生活していくことが大切です。

まずはグラウンディングから。頭を空っぽにして各ポーズで心を開いて何が入ってくるか、感じてみてください。そしてポーズが進むにつれて身体がほぐれ、心もほぐれてくるのが分ります。身体を整えるとエネルギーの循環が良くなり、固執していた考えからも執着がなくなるのに気付くかもしれません。そういった毎日の積み重ねがしなやかな身体と心を育んでくれるはずです♪ 

蠍座満月~最近のこと~

日本ではGWが終わって日々の生活へ戻って馴染んだころでしょうか。みなさん楽しいGWを過ごされましたか?私は友人とベトナムのフォーを食べて、ずっと行きたかったベーガンレストランでお茶して楽しい時間を過ごしました。女子はおしゃべりを永遠にできる生き物かもしれません。(笑)

天気は昼間は外に出るのが憚られるくらいの暑さの毎日でガーデニング熱が急落中。ですが、今日は久しぶりに庭木の剪定のクラスに参加するのでガーデニングの情熱ともいえるエネルギーをもらってこようと思います。やはり身近に好きな事を共有できる人は必要ですね。

今年は庭のガーデニアが思ったように綺麗に咲かず、葉も黄色くなり調子が悪い状態でした。考えられるのが去年行った我流の剪定と水不足。ガーデニアの隣にはハイビスカスを植えていて、去年はハイビスカスの咲きが悪かったのでそれを考慮し、水やりを1日1回から2日に1回にした結果、ハイビスカスは元気に咲いてくれたものの、ガーデニアにとっては嬉しくない環境となったのかもしれません。それから水は増やしましたが遅かったようです。

植物は置く場所の好み、水の量や好きな土壌などが種類により一つ一つ違ってくるのですが、それを丁寧に理解する事がどうも今までの私には欠けてました。本来大雑把な性格の私はかなりアバウトな解釈をしていたんですね。例えばFull Sunと書かれていても太陽の光が何時間かあたればOKくらいに考えていましたが、クラスを取ると木などで遮らない直射日光が朝7時~5時まで必要という意味だと分ったのです。

植物にとって光というのがいかに大切かがわかってきて、これは占星術にも通ずるところなのですが、やはり朝日に浴びるということは植物にとっても人間にとっても、パワーをもらう最大のチャンス。私の経験では成長するエネルギーは朝の何時間かに凝縮されているように感じます。

他にはバックヤードで先月種を撒いたカリフォルニアポピーとバジルが元気に成長してます。ハーブや野菜は苗から育てる方が断然簡単で初心者向きですが、先日参加したガーデニングコミュニティーでバジルなんかは種から植えた方がしっかりと育つというのを聞いて驚き、早速試しているところです。それでも、種から出たばかりの小さなうちは日よけのある場所がよいのでお気をつけ下さい。うちは裏のドアを開けたすぐの屋根のあるところで育てています。そのうち、しっかりしてきたら日あたりのよいところへ移動させようと思います。

さて、私自身は今、多くの惑星が逆行中のせいか、占星術の独学を続けているからか、これでもかーという位、内省モードに入ってしまってます。コミュニケーションの行き違いや交通、インターネットなどの遅延や障害などが多くなる水星逆行が過ぎ去って一服したのもつかの間、やっぱり心は波乱気味。先月1ヶ月はたっぷり自分の心の影に向き合わされしんどかったのですが、今日も蠍座満月で満月の日は感情が揺さぶられますし、半年前の新月に願った結果が出てくる時期ですので、瞑想をして感謝を捧げる豊かな一日にしたいと思います。そして、また次の新月までの2週間はヨガや食事、睡眠など生活を大切に送る事で乗り切ります!

 

ボディアストロロジー

ボディアストロロジー

 

 ↑今読んでいる松村さんの本はヨガやフィジカルセラピーなど体に興味を持つ人に役に立ちそうな本です。グルジェフ水素論とか生命の樹のパスワーク?何それ?と彼の他の著書を読んでいないと分らない事も多くあり難しい。奥が深いので他の本も読んでみたくなります。