NO YOGA NO LIFE

ヨガやフラワーエッセンス、アロマテラピーなど自然療法に興味があり、心と身体のバランスを取る方法などを紹介していきます。また自然や動物と暮らす中で感じる事なども綴っていこうと思います。

愛しのアンナ・パブロワ

今日は朝からサンサーンスの「瀕死の白鳥」が頭から離れなかったので、YouTubeミックスリストをかけて過ごしていました。

この曲を聴くと自分の原点を思い出します。7歳ごろにクラシックバレエを習い始め、15歳くらいまで続けていました。

家の近くにある古い洋裁学校を利用して小さな個人のバレエスタジオが開かれていました。母は体の弱かった妹を習わせようとして私はただ付き添いとしてついていきました。結局、肝心の妹は全く興味を示さなかったのですが、レオタードのカラーサンプルを見るなり私の方が食いついてしまって結局は兄弟二人を通わせる羽目になりました。

いつもボーイズライクな格好をさせられていた私は躊躇することなく、ベビーピンクのレオタードを選び、妹は3歳という年齢でクールにグレーを選びました(笑)。その時からチュチュやトウシューズといういわゆる女の子らしい世界に憧れて練習に励みました。先生達の情熱は半端なく、しっかり感化され長く付き合うことになりました。それにただ音楽や踊りが好きで楽しかったのだと思います。ピアノや他のお稽古は辞めたくてしょうがなかったけどバレエは将来の事を考えたり親に反対されて辞めようと思ってもなかなか諦められませんでした。

バレエはヨガと同じで毎日毎日練習しても尽きることのない先があり、みんながその先を目指して最高の舞台を作ろうと一つになる所が魅力でした。真剣勝負の大人達に魅せられていました。ヨガが対自分であるのに対し、バレエは対観客という違いはあるのですが、、、。(なので厳しい目で批判されるバレエと違い、自分を受け入れる事が許されるヨガは私を解放してくれました。)

母はよく国内外のバレエ団の舞台を見に連れて行ってくれましたし、私の習っていたバレエ団の公演や発表会にも見にきてくれました。父は仕事帰りで疲れて席でよく寝てましたー(笑)。

その中でも忘れられない作品がこの「瀕死の白鳥」でおそらく2回ほど見た記憶があります。最近は知りませんが、昔のクラシックバレエの世界ではあまりメジャーでない作品でした。私が見たのはマヤ・プリセツカヤという有名なバレエダンサーともう一人は名前を忘れたのですが、私の先生の舞台に友情出演されていた方で二人とも素晴らしいパフォーマンスだったのを覚えています。

ただ昔から好きだったといえばそんな気もするし、そうではない気もします。けれどもYouTubeでアンナ・パブロワの昔の映像を見つけてから、人間離れした本当に瀕死の白鳥のような、あまりにも神がかったこの踊りを見て、私の思い描くバレエの魂の真髄がここに現れている気がします。彼女よりももっと今のダンサーの方がスタイルもいいし、テクニックも高い人が沢山いるのですが、その人達にできない表現をできるのがこ彼女を天才と呼ぶ所以だと思います。

 


"LE CYGNE" (The Swan), with Anna Pavlova in 1925.

 

 

古き良き時代の音楽

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前回ブログを更新してもう5日も経ってしまいました。時が経つのは早いですね。

近くのアジアンスーパーマーケットに行くと、レジの人が同郷らしい人と会話を始めてそれが中国語ではなかったので「ベトナムから来たの?」って後で聞いてみるとやはりそうだと言います。ベトナム語はあくまでもイメージですが、「みゃん」とか「にゃん」とかそんな音が多くて名古屋弁みたいだと心の中でつっこんでしてしまうのは関西人の性でしょうか。

ベトナムでは中国同様に旧正月を祝うらしく、大家族でのお祝いが何やら楽しそうです。私の住む地域ではアジア人というと中国やベトナム系の人が多くて日本人や韓国人は少数派。日本食レストランには日本人シェフがいる所の方が少ない位なのです。

例えば昨日行ったコンサートでもアジア人は私一人でした。主人が同僚からビッグバンドのコンサートがあるという情報を聞き、しかもあのグランミラー・オーケストラが来るというから予備知識もなしに普通のライブに行く軽い足取りで会場へ行きました。すると主人とは現地で待ち合わせしたんですが、会う人会う人皆お年寄りの方ばかり。普段ライブに行くと年配派の我々がここでは一番若いんじゃ?と思うほど。この日はグラン・ミラーオーケストラとトミー・ドーシー・オーケストラという2つの有名どころの共演だったので会場は満員でした。

この夜は久々に迫力ある生演奏を心から楽しみました。音楽って人をつなぐパワーを持ってるし、皆がキラキラした顔で音楽を楽しんでいるのを見るのも幸せな気持になります。私はすっかりトミー・ドーシーのファンに。もう亡くなってしまっているけど、パンドラのプレイリストで楽しめる時代に感謝します。

小学校の頃に音楽の教科書にのっていた「茶色の小瓶」を覚えてますか?これを作曲したのがグランミラーという人です。第二次世界大戦中の兵士を癒す為の音楽を提供したり、戦地を訪れ慰安コンサートを行い、彼は戦争中に亡くなっている事など知らない事が沢山ありました。そういうこともあってお年寄りが多かったのです。

今回もコンサート中にあったのですがアメリカでは時々見かける光景で、イベントなどで司会者が戦争で国を守ってくれた会場にいる退役兵士に敬意を表して立席を促し、観客が拍手を送るというシーンがあります。私の席の周りの高齢の男性が至るところに立つのを見て、その数の多さに驚きとかつて敵国だった日本人の私は少し居心地が悪かったです。もっと若い世代の人ならそこまで考えないかもしれませんが、私は祖父から戦争の事を多く聞いているので結構複雑です。

彼らが当時どんな気持で聞いただろうとか、今の世の中をどう思っているかなど色々想像しました。家に帰って夫とスウィングなど1930年代以降に流行った白人の為のジャズ音楽だったというビッグバンドの事やジャズの歴史などを調べました。思った以上に古い時代の音楽だった事が不思議です。私達にとっては今聴いても素敵で楽しい音楽。ボールルームのダンスや煌びやかなスタイルのファッションなどこの古き良き時代のアメリカの雰囲気が個人的に大好きです。しかしながら逆はどうかなと。私は祖父が時々酔った勢いで歌っていた軍歌を思い出して、現代アメリカ人がそれを聞いたらどう思うかな、などと妄想しては可笑しくなりました。私と同じように、それをきっとカッコイイ!とか好きだ!!って思うアメリカ人もいるんじゃないかと。そんなアメリカの人とお友達になりたいです。

今日も長くなってしまいました。少ない文章を目指しますが、中々です。

 


Tommy Dorsey - I'm Getting Sentimental Over You

 

 

最近ハマッている音楽

このところ、音楽はPandoraやYoutubeで聞くことが多くて中々購入する事が少なくなっているのですが久々に購入したCDがあります。Fismollというアーティストのデビューアルバム「At Glade」。
 最初は彼の曲をカバーしたアーティストをYoutubeで見て以来、そのメロディーの美しさに惹かれてよく聴いていました。実は彼の事はあまりよく知らず、Wikiを見るとポーランド出身のミュージシャンということで書かれています。父親バイオリニストで母親がチェロリストらしく、それも納得。彼のギターの旋律は素朴なんですがとても繊細でメランコリック。泣きたくなりそうな心に響くメロディー。声も素敵。もっと世界で認められるべきアーティストなんだけどな!!

↓私の一番好きな曲です


FISMOLL - Let's Play Birds (Official Video)

 

もう一つキャッチーなメロディーで最近良く口ずさんでしまうのはアメリカ人アーティストのLana Del Reyの 「Young and Beautiful」。これは映画『華麗なるギャツビー』のサウンドトラックになっている曲です。

 私は40前にも若さというものが既になくなってはいたけど、40歳になって益々若さがなくなる恐怖が出てきた感じがあります。世間から「おばさん」という称号を得るような扱いになってきてるのを悲しむ私の心境にぴったりの曲(笑)。歌ってる人は確実に若く、若い女性の歌なんだけど、歌詞には”私が若くなくなって、美しくなくなってもまだ好きでいてくれる?大丈夫よね。”っていうサビのフレーズが永遠の女性のテーマを表しているではないですか?女は結婚しても、年をとってもいつまでも女でいたい!だけど、色々状況によってそんなことは言ってられないし、若さには抗えない。男が若い女性を好むというのを知ってるし、そして恋愛の気持ちの脆さも知ってる。

 ヨガをやって人より少し若くなることは嬉しいことではあるけれども、そもそもヨガを長くすると目指すところは確実にそこではなくなるし、老いを受け入れる自分もいることはいる事はいる、でも若さを失うのって嫌だと思う今日この頃。

著作権の関係か、オフィシャルのはブログに貼れなくなっています。


Lana Del Rey (432 hz) - Young And Beautiful

 

キルタン・ハーモニアム

皆さんは誕生日にどんなプレゼントを贈ったり、頂いたりしますか?ジュエリーなどがやはり人気なのでしょうか、世間では。

最近誕生日を前にして、何が欲しいか主人に聞かれて私の物欲がムクムクと出てきました。結局前から欲しかった、様々なエッセンシャルオイルやフラワーエッセンスと、タオルケットをお願いしました。

 普段アメリカでは寝具がホテルと同様、体の上にはシーツをかけて寝るんですが、これが何とも重みがなくて軽すぎ、スースーしてあまり好きではありません。今までは暑い季節にはコットンのブランケットなるものを使っていました。しかし日本に帰った時に使ったタオルケットの感触が忘れられず、こちらに戻ってからも探してたんですがなかなか見つからない、、、。やっと先日アメリカのMUJIでタオルケットを見つけたので、絶好のチャンスとばかりにこの機会に買ってもらうことにしました。

 なのですが、既にリクエストをした後にインターネットで素敵なキルタン・ハーモニウムを発見してしまい、今更後悔しています。

 ピアノを小さな頃に習っていました。練習が嫌いで辞めたくてしょうがなかったんですが、唯一自由気ままに音を奏でるのは心地よく、好きでした。そしてヨガを始めてからは自然にキルタン・ハーモニアムの音に影響されてきました。キルタンの集まりがあって会場で皆が一斉に歌うととてもパワフルで神聖な気持ちになり、元気をもらいます。昔、世界的にも有名なキルタン・ミュージシャンのクリシャナ・ダス(Krishana Das)のコンサートに行った事は人生の素晴らしい体験の一つとなっています。あ~、うちでハーモニウムを弾きたいなあ~。と妄想ばかりが膨らんでしまいます。困ったな。

 

追伸:キルタン・ハーモニアムって日本語で何と言うかご存知の方がいらっしゃったら教えて下さい。


Top 10 Considerations when Picking a Harmonium

 


Krishna Das - Sundara Chalisa Live in Maui - December 2014