NO YOGA NO LIFE

ヨガやフラワーエッセンス、アロマテラピーなど自然療法に興味があり、心と身体のバランスを取る方法などを紹介していきます。また自然や動物と暮らす中で感じる事なども綴っていこうと思います。

嵐の後に思うこと

ハイチやバハマで亡くなられた方々、家や大切なものを失った方々に心からご冥福をお祈りします。

 やっとハリケーンマシューが通過して、こちらは一安心のムードです。前回のチャーリーの時に多くの人が準備不足で被害が大きかったことから今年は万全に準備を整えた人が多かったようです。そのわりに、進路が海側に反れたことで被害が少なく済んだことに対して、フェイスブックなどでは友人らが『何だこれ?これだけ?』とかせっかく準備したのにーーと怒りをあらわにしたり、冗談言ったりする人が多くびっくりしました。私は初めての経験で不安だっただけに、大きな被害もなく電気も止まることなく、無事に収まった事に、ただただ感謝で一杯だったんですけど。今日は学校、お店や企業は皆休みでしたので、そのまま週末休みに突入。明日は倒れた木々を片付けるのが町全体で始まりそうです。うちも木が隣の家の庭に倒れたので撤収せねば。

 昨日はハリケーンが来る前でパソコンに向かう気になれず、ひたすら電気がストップすることを想定して準備したり、EFTのタッピングで不安感をリリースするなどして過ごしました。ヨガも自分の為の練習と教える練習をしました。物事を始める時って最初の3日間とかに何かと邪魔が入るなどして難しい状況が来る気がします。物事を始めるのに全てが万全に整うって状況はむしろ少ないのかもしれません。見切り発車や色々問題はありながら、ひたすら目の前の事に集中して、後から振り返ってみれば道ができていたというのが多くの人がたどる道なのかもしれませんね。 

 再度『ヨーガの樹』を読んで、やはり知らないことは教えない、自分が経験してきた事だけを伝える、そして自分のスタイルのヨガを編み出すように自分で消化することが大事と書いてありましたので、教える内容が変わってきました。手順や効能については、はしょってしまいがちですが、一方でヨガの本質的な事を織り交ぜることや、日々感じたことや日常の出来事をヨガに置き換えて伝えたいと思うようになりました。それが私が体験として学んできたことだからです。そうすると教えようと構えていた姿勢が少し変わった気がします。

 自然災害という非日常の時間の中で思った事は、私達は普段の生活でスケジュールを組んでこうして、ああして、、、上司が何時までにこれを作ってといったから無理をする、とか子供が思った以上に時間をかけるのでいらいらしてしまうとか、知らず知らずの内に時間や人をコントロールしたり、されたりする癖がついているんだけれど、自然を目の前にするとそういったことが通用しないというのが分ります。誰も太陽に対して、ハリケーンに対して、「何時に来てください」、「来ないで下さい」とは言えないですよね。自然に対して我々は無力です。自然は「ただ在る」という存在だけが確かでそれ以上でもそれ以下でもない。そして我々人間はその自然をただ受け入れる、愛をもって。ということだけがヨガの道のような気がします。

 普段当たり前のように使っている電気や水などに感謝する機会にもなりましたし、去年拾った猫がこんな時に家があってよかったと思えるし、同時に外で暮らす鳥達や野良猫達にシンパシーを感じるし、色んな事を見直す結果にもなりました。ヨガを学んでいくと私達は一つだということが体感的に分かってきます。それを常に忘れないように、日々練習するのだと感じました。