NO YOGA NO LIFE

ヨガやフラワーエッセンス、アロマテラピーなど自然療法に興味があり、心と身体のバランスを取る方法などを紹介していきます。また自然や動物と暮らす中で感じる事なども綴っていこうと思います。

断続は力なり

先程イギリスのマンチェスターにて行われたアメリカの歌手アリアナ・グランデさんのコンサートで起こったテロと思われる爆発により19名の死者、50名以上の負傷者が出たとのニュースを聞きました。まだテロと断定された訳ではありませんが、去年の同じ頃にも発生したテロで多くの命が犠牲になり、今私達の取り巻く世界では「もう何も信じられない」といった悲しい出来事が次々と起こっています。私達にはヨガの教えにあるような柔らかさを備えた強さと一人一人が身近なところで怒りや憎しみではなく愛と許しを選ぶ事が必要なのではないでしょうか。犠牲者の方のご冥福を心よりお祈り致します。

さて、 ヨガを習慣にしていると自分の身体の変化に敏感になります。食べ物で何かを食べるにしても身体に聞くと良いとよく言われますが、瞑想やアサナなどによって内側を見つめる感覚を身につけなければあまりピンとはこないのではないでしょうか。元々直感が優れている人は別にして現代は情報社会ですから周りがあれがいい、これがいいといって一見魅力的な情報が沢山入ってきます。

ですが、実際ひとりひとりの身体は違うのでその人にあったものというのは人によって違います。だからこそ、小さな声でささやく自分の声に耳を傾けられるようになり、自分の身体が必要としているものを正しく選択できる能力を身につけられるといいですね。

瞑想はおすすめです。脳をリセットしてくれて本当に必要なものを選びやすくなります。私はヨガを通してしか瞑想を学んだことがなく、深いところのものは習っていませんがそれでもしっかり効果を感じています。

日本の友人達からは京都にあるヴィッパサナー瞑想合宿を体験して良かったという話をいくつか聞いたり、禅寺などが行っている行に参加するなど日本には多くのチャンスがありそうですね。

施設にいかなくても今はメディテーションのCDやYoutubeなどでいくらでも自宅で好きな時間にすることもできます。後は自分にその時間を与えるか、そうでないかです。

私自身の経験でいうと、始めた頃は昔から音楽が好きで静寂が苦手でしたので好きな音楽をソフトにかけながらやったり、マントラを唱えながらやったり深く入るまで時間がかかりました。色々なスタイルを試して試行錯誤しているとだんだんとその時の自分に必要な瞑想法が自然とわかるようになってきます。最近は一つのテーマを深く考える時に、シャバーサナの方がアイデアがわいてきたりすることもあるので大の字になってぼーっとしたりすることもよくあります。常に眉間の第3の目と呼ばれるエリアを奥の目で見るようにするのが早く身体の中に意識を向ける事ができる秘訣です。

5年くらい前のティーチャーズトレーニングで1ヶ月毎日10分でいいから瞑想するように言われた時、本当に1ヶ月続けるのが大変でした。正直アサナの練習をするより難しかったです、あの時は。特に瞑想はアサナと違って先生が分りやすく教えてくれるものではなく、自分で探求していかなくてはならないですし。

自転車でこまありからこまなしになるときはとっても大変ですよね。それと同じようにアサナの練習でダウンドッグ一つをするにも生まれたてのヤギみたいな格好からしっかり安定したダウンドッグになるまでコンスタントな練習が必要なように、瞑想だって同じです。

最初は目をつぶっても真っ暗で座ってることに意味があるのだろうか、とか煩悩が沢山出て効果があまり見えないところから、目をつぶるだけで静寂がやってきて、意識がどこまでも広がりスピリチュアルな体験をするまで、やっぱり黙々とやり続けることが大事なのです。私は恍惚感を得る瞑想の段階からステップが中々上がれないし、毎回素晴らしい瞑想があるわけでもない。が、それはそれでよいのではないかなーと思っています。毎回何らかの気付きを得る事ができ、バラバラに理解していたヨガの教えも一つにまとまってくるようになりました。瞑想後は正しい選択ができるようになりますので、食事も自ずといいものを美味しく取れるようになれるはずです。是非続けてみてください。