NO YOGA NO LIFE

ヨガやフラワーエッセンス、アロマテラピーなど自然療法に興味があり、心と身体のバランスを取る方法などを紹介していきます。また自然や動物と暮らす中で感じる事なども綴っていこうと思います。

ヨガのプログレス

ヨガを教える30日チャレンジを始めてから16日が経ちました。ターニングポイントを過ぎて何が見えてきたかというと、、、、逆に行き詰まりを感じるようになりました。実はこれはいい兆候かもしれません。このチャレンジに真剣に取り組んでる証拠ですから。これを乗り越えれば一つ小さな自信が芽生えると思います。

 昨日からは60分のクラスのプランを組み立てるようになり、ペース配分は大分上達しましたが肝心要のレッスン内容において自分の力そして知識不足をつくづく感じるようになり、より深く学ぶ必要があるのを実感してます。以前は寝る前に半分寝ながら読んでいた本を今度は真剣に読み返したり、自分の練習もアサナに加えて呼吸法やヨガ・スートラの勉強を始めました。

 恥ずかしながら今まではなんとなくの理解で哲学や解剖学を学んでいました。もちろんその時々は真剣ですが、人に簡単に説明できるかといわれるとそうではありませんでした。例えば「AUM」をなぜ唱えるか、この説明は本の解説だと2-4ページが割かれています。でもこれを初心者にも分るように、そして短く簡単に伝えることができない、、、。そういった一つ一つの事柄を時間をかけて、この30日チャレンジが終わったら考えていきたいと思っています。人に教えられるのはいつになることやら、、、。

 「ヨーガの樹」にもアイアンガー氏が自分が知らないことを人に教えてはいけない。と書かれていますが、学べば学ぶほど教える事を躊躇してしまうようになりました。ただ、教えることが一番の学びだと私の師が言うとおり、今やってる真剣さでヨガをやると上達はとても早いだろうと実感しています。

 もう一つ「インテグラル・ヨーガ」というヨガ・スートラの解説本にもあるエピソードを紹介します。著者であるスワミ・サッチダーナンダのヨガ教室のところへあるヨガ教師がやってきて、スワミのお弟子さんの教師に「あなたのヨガ教室ではちっとも新しいことなどせず、同じことばかりしているのに皆幸せそうに帰っていきますね。私のところでは新しいことを学べるようにかなり慎重にレッスンを組んだりして常に新しいことをしないと生徒がお金を払ってくれません」というような内容の事を言ったそうです。それについてその教師はヨガ教室がビジネスかそうでない心のある場所にするか、の違いだと答えています。そこでは払えるだけの寄付を生徒さんが置いていくのです。

 そしてスワミの言葉が続きます。内容は要約してます。「確かにその教室では同じ事をずっとやっていて私の講話も毎回同じようなことを繰り返しているにすぎない。しかしながら、私が楽しくて、みんなもここにいて楽しいから、、、そう、みんなが私を楽しくしてくれてその私がまた皆を楽しくする。私達はただここで、ささやかにハッピー・タイムを過ごす、ただそれだけのことなのだ。ヨーガの名のもとにちょっと何かを話したり、何かをしたりするだけ。一緒にいて皆楽しい、ただそれだけのこと、、、それが離欲(ヴァイラーギャ)の生活なのだ。」

 ヨガの教えの一つとして、大事な「離欲」についての話の例ですが、ヨガを教える上で自分が肝に銘じておきたい大切なエピソードでしたので紹介しました。

 

インテグラル・ヨーガ (パタンジャリのヨーガ・スートラ)

インテグラル・ヨーガ (パタンジャリのヨーガ・スートラ)